ネット証券選びで悩む時間を減らせる。
ネット証券をお得に使う方法が分かる。
ネット証券を選ぼうと思ったけど、たくさんの証券会社があってどこが良いか分からずに悩んでいませんか?
金融機関を選ぶのにあまり時間をかけてしまうと、せっかく資産運用を始めようと思った気持ちがいつの間にか無くなってしまいます。
実は多くの人にとって最適なネット証券があります。それがSBI証券と楽天証券です。
なぜならこの2社であれば口座開設数の多さや手数料の安さ、ポイントサービス面や使いやすさなどの点で他社に比べて抜き出ているからです。
20年以上前から複数のネット証券を使い続けた経験のある筆者だからこそ、みなさんに自信を持っておすすめできます。
【リンク】詳しいプロフィールはこちら。
この記事ではネット証券のおすすめがSBI証券と楽天証券である理由を知ることができます。SBI証券や楽天証券で証券口座を開設して、1日でも早く資産形成を始めましょう。
ネット証券大手2社のSBI証券と楽天証券のどちらもおすすめ!
1.ネット証券はSBI証券と楽天証券がおすすめ
こちらの記事で、「資産運用を始めるならネット証券が良い理由は理解できたけど、どこが良いか教えてほしい。」という方向けに読んで頂きたい内容です。
ネット証券を使って20年以上の経験がある筆者がおすすめする、SBI証券と楽天証券の2社を紹介します。おすすめの理由やメリットなどが分かる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.1SBI証券と楽天証券をおすすめする理由
筆者としては、SBI証券と楽天証券のどちらを選んでも間違いはないと考えます。そのように考える理由をお伝えします。
・口座開設数が多い
・手数料が安い
・ポイントサービスがある
・使いやすさ
口座開設数が多い
SBI証券と楽天証券の他にネット証券の大手としてよく名前があがるのは、マネックス証券、松井証券、カブドットコム証券などがあります。
比較的最近参入してきた、LINE証券やPayPay証券などもあります。
その中で口座開設数が圧倒的に多いのがSBI証券と楽天証券の2社です。口座開設数が多いということはそれだけ使っている人が多いため、2社は常に切磋琢磨しながらサービス向上がはかられています。この流れは今後も続くでしょう。
(引用元:SBI証券 2022年3月期第1四半期 決算説明資料より)https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/kessanshiryou_220815.pdf
手数料が安い
手数料競争の激化により、手数料はいまやどこも50歩100歩のところまで下がりきっています。その中でもSBI証券と楽天証券は特に手数料最安を意識しています。手数料が安いことは投資成績に直接影響を与えます。
当然ながら安いところを選ぶのがベストですが、常にベストを選び続けるのは難しいです。SBI証券や楽天証券であれば一時的に最安でなくても、業界トップレベルの安い手数料が期待できます。
ポイントサービスがある
株や投資信託の購入時や保有中にポイントが付くサービスがあります。ネット証券が先行していて、大手の証券会社には無いサービスです。ポイント還元率や適用範囲などは各社で違いがあります。
ポイントサービスをいち早く導入したのもSBI証券、楽天証券です。特に楽天証券は楽天経済圏と呼ばれるほど、ポイント還元サービスに強みがあります。
楽天証券は2021年頃よりポイントサービスの改悪が続いていますが、それでも業界トップレベルのポイント還元サービスは維持できています。
クレジットカードによる投信積み立てでのポイント還元は楽天が最も早く実施しており、以降はネット証券各社が追従して同様のサービスを展開しています。
2023年になってからはSBI証券がOliveというサービスを強化してきています。これからも各社のポイントサービス強化が期待できる動きですね。
なおiDeCoでの積立、買付、保有でのポイント還元は、2023年時点で各社未対応です。これからの動きに注目しましょう。
ポイントサービスはオマケ程度で考えよう。
使いやすさ
理由の1つめで書きましたが、利用者が多いということはサービスが改善していくことにつながります。特にサイトの使いやすさでは楽天証券が他の証券会社を一歩リードしています。楽天市場や楽天モバイルなどの運営実績があり、初心者が迷いづらい作りになっています。
かといってSBI証券も悪いというわけではなく、比較すると楽天が分かりやすいということです。
慣れてしまえば楽天証券でもSBI証券どちらでも全く問題ありません。
口座開設は無料ですので、両方で口座開設して使いやすいと感じた方をメイン証券にするという考え方でよいでしょう。
筆者はパソコンでの取引がメインのため、スマホのサイトやアプリの使いやすさについては分かりません。この点についても個人で判断が分かれると思いますので、まずは使ってみることをおすすめします。
1.2同じグループ系銀行との連携が便利
同じグループ系列のネット銀行と簡単に連携することができます。SBI証券ならSBI銀行、楽天証券なら楽天銀行で、どちらもネット専業の銀行です。それぞれの銀行と連携させることでたくさんのメリットがあります。
預金金利優遇
ATM無料引き出し回数アップ
他行あて振込手数料の無料回数アップ
銀行口座と証券口座間の送金が簡単
預金金利優遇
証券口座と銀行口座を連携させることで、銀行の普通預金金利が0.01%〜0.2%と優遇された金利が適用されます。
メガバンクやゆうちょ銀行の普通預金金利が0.001%と超低金利ですが、証券口座と銀行口座を連携するだけで10〜200倍の利息がもらえます。
ネット銀行がこのように高い金利を提供できる理由はこちらで説明しています。
ATM無料引き出し回数アップ
ネット銀行は自前のATMを持っていないケースがほとんどです。代わりに主なコンビニなどに設置されているATMを使うことができます。ATMからの手数料無料の引き出し回数に制限はありますが、24時間いつでもお金を引き出せるのでとても便利です。証券口座と連携することでATM引き出し無料回数アップの特典が受けられます。特典の条件や内容は各社で異なりますので、確認しておきましょう。
他行あて振込手数料の無料回数アップ
他の銀行に振込する際の手数料も、月に数回までは無料となるケースがほとんどです。こちらも証券口座と連携することで振込手数料の無料回数アップの特典が受けられます。更に同じ銀行どうしの振込であれば、何回でも振込手数料ゼロです。振込をよく使う方にはぜひとも使って頂きたい特典です。
銀行口座と証券口座間の送金が簡単
証券口座への入金や証券口座から出金する場合、振込手数料が掛かるのが一般的です。またお金の移動に1日以上掛かる場合もあります。提携銀行であれば入出金の振込手数料が無料でお金の移動も即時反映されます。このような手数料はなるべく払わずに済ませましょう。
ここであげた特典の条件や内容は各社で異なりますので、都度確認しましょう
とはいえ、いくらメリットがあっても「ネット銀行はなんだか怪しいし不安だ」そのように思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも安心してください。筆者は10年以上ネット銀行を使っており、給与振り込み口座としても使っていますが、不満は無くむしろ便利過ぎるくらいです。それでも不安があるという方はこちらの記事を読んでみてください。
1.3クレジットカードを使った運用でポイントゲット
同じグループ系列でクレジットカードを発行している場合、ポイント還元があります。楽天証券なら楽天カードで楽天ポイント、SBI証券なら三井住友カードでVポイントをゲットすることができます。
メリット
最大のメリットはクレジットカードで投信の積み立て購入をするだけでポイントが付与されるという点です。投資においては画期的なサービスです。なぜなら普通預金金利が0.01%という時代において、0.5%以上のポイントが確実にもらえるからです。購入時のみのポイント付与ですが、ポイントを金利と考えれば凄く高い利率を得られます。
注意したい点
ポイント付与は毎月一定額までと決まっています。証券会社によって異なりますが、例えばSBI証券であれば月の積立金額50000円が上限となります。
自分が普段使いしてるポイントを貯めましょう。せっかくポイントを貯めても普段使っていないポイントではもったいないですね。もらう前に何に使えるかを把握しておきましょう。
ポイント還元率最大は狙わない。そのためのハードルが高くなります。例えばSBI証券の場合は以下のようになります。自分にあった方法を選択しましょう。
5%還元(最大) プラチナカードでの積み立て 年会費33000円
1%還元 ゴールドカードでの積み立て 年会費5500円
0.5%還元 通常カードでの積み立て 年会費無料
カード引き落とし時に多額な請求にならないように注意しましょう。自分の投資可能額を把握せずに、引き落とし金額を見てビックリ!なんて事にならないように投資金額を設定しましょう。投資で資産を増やす目的が、支払いが間に合わずに延滞金を払ってしまっては意味がありませんね。
ポイント目当ての証券会社乗り換えは非効率です。ポイント付与サービスはいつか廃止されるかもしれません。どうせならポイントをもらえた方がいいよね、くらいな考え方が丁度よいです。
あくまで本質は投資による資産形成である点を忘れないようにしましょう。
1.4iDeCo以外の資産形成にも使える
このブログではiDeCoをメインにお話をしていますが、証券口座さえ開いておけばNISAや積み立てNISAを活用することができます。NISAの主な特徴は以下のとおりです。
・NISA口座は1人1口座
・NISAは毎年の購入金額の上限が決まっている(NISA:120万円、積立NISA:40万円)
・NISA口座内での利益は全額非課税
2024年からは新NISAがスタートします。非課税投資枠が一人1800万円まで一気に拡大します。国が本気で投資を推奨している証拠ですね。口座開設申し込みが増える前に早めに口座開設は済ませておきましょう。NISA口座は証券口座開設の後でも開設できますので、安心してください。
多くの人にとっては2024年開始の新NISA枠だけで資産形成は十分と言えます。まずは1800万円の非課税枠を使い、NISAや積み立てNISAで購入できないような商品は特定口座で購入しましょう。
特定口座とは課税口座のことでiDeCoやNISA、積み立てNISAとは別の口座になります。課税口座になるため、この口座での利益には税金支払いが発生します。証券口座開設と同時に作るのが一般的で、税金支払い時の手間が簡略化できる「特定口座 控除あり」を選んでおきましょう。
1.5筆者の利用方法実例紹介
筆者はここで紹介したSBI証券と楽天証券どちらも10年以上利用していますが、大きな不満はありません。各証券会社に以下の通り口座を開設していますので、参考にしてみてください。
SBI証券
iDeCo口座:筆者用
ジュニアNISA口座:子供3人分
楽天証券
iDeCo口座:妻用
NISA口座:筆者用
SBI証券と楽天証券以外の他にもいくつかの証券会社を使っています。詳しく知りたい方はこちらのリンクからご覧ください。
1.6まとめ
この記事ではおすすめのネット証券2社としてSBI証券と楽天証券を紹介しました。2社とも良いネット証券の代表で、どちらを選んでも間違いはありません。
・口座開設数が多い
・手数料が安い
・ポイントサービスがある
・使いやすさ
口座開設無料で維持管理料などもありません。最終的にどちらをメイン証券として使うかは、一度使ってみてから判断しても良いでしょう。2024年からの新NISA開始や、株価上昇などの話題が増えると口座開設する人が一気に増えることが予想されます。口座開設に時間が掛かることになる前に、まずは口座開設の準備を進めておきましょう。
証券口座開設と一緒にやることのおすすめは、提携グループの銀行口座開設とクレジットカード発行です。こちらも全て無料で口座開設、カード発行ができます。メリットがとても大きいので、まだお持ちでないかたは是非検討してみてください。
SBI証券の場合⇒SBI銀行、三井住友カード(またはOlive)
楽天証券の場合⇒楽天銀行、楽天カード
2.証券口座を早く開設するメリット
おすすめの証券会社が分かったところで、次に証券口座をなるべく早く開設するメリットをお伝えしたいと思います。口座開設する前のムダな時間を減らすことができますので、ぜひ最後までご覧ください。
2.1口座を早く開設した方が良い理由
口座開設を早く開設することで得られる最大のメリットは、資産形成のスタートラインにいち早く立つことができるからです。
資産運用の方法は後からでも決めることができます。どんな商品を選ぶにせよ、証券口座が無いと始められません。スタートラインに立ってしまえば、あとは自分のタイミングで走りだすだけです。注意したいことはスタートラインに立つだけ立って走り出さずに終わってしまうことです。そのようなことにならないよう注意しましょう。
2.2口座開設に悩む時間はいらない
時間を掛けるべきは資産運用の方法
口座開設する証券会社選びで悩む時間は、資産運用を行う際の無駄な時間になります。資産運用で最も時間を掛けるところは証券会社選びの時間ではなく、「どこのどんな商品を」「いくらの金額で」「どれくらいの頻度で」自分の資産に加えるかということです。つまりアセットロケーションをどうするかをしっかり考えるということです。この点については証券口座を開いてから考えても良いことです。
証券会社間の差は小さい
現在の大手ネット証券であれば手数料やポイント付与などのサービスに多少の差はありますが、それほど大きな差はありません。選べる金融商品にも違いはあるものの、似たような商品は各社で用意されているため運用成績に大きな差を生むほどではありません。
運用成績に大きな差を生むのは「いかに早い時期から投資を始めているか」という点です。これが最も重要です。選ぶ商品については、いわゆる王道と呼ばれる投資商品に投資することが大切です。
例えば冷蔵庫を買い替えることになった場合のことを考えてみましょう。悩むポイントは、どこのメーカーのものを買うか?どんな機能がついているか?使いやすさはどうか?家に置ける大きさか?値段は予算内か?、といった点だと思います。
逆にあまり悩む必要がないのは、どこの家電量販店に行くか?どこのネットショップのサイトを使うか?といった点で悩んで、なかなか冷蔵庫が買えないという人は少ないと思います。まずは近くの家電量販店に見に行ってみよう、ネットでちょっと調べてみよう、そのような行動を取るかたがほとんどではないでしょうか。
証券口座開設についても同じです。まずは口座開設を進めて、投資する商品はあとでじっくり考える。そういった考え方で大丈夫です。
資産運用で悩む時間はなるべく少なくしたいですよね。普段のお仕事で忙しかったり、家事や趣味などに時間を使いたいのに、それ以外のことで時間を取られるのは気分のよいものではないと思います。資産運用を始める前の悩む時間をなるべく減らすために、口座開設する証券会社で悩むのはやめましょう。私がおすすめするネット証券2社であれば間違った選択にはなりません。まずは少しでも早く資産運用のスタートラインに立ってみましょう。
3.その他のネット証券の紹介
この記事では筆者がおすすめする証券会社として、SBI証券と楽天証券の2社を紹介しました。ここではその2社以外の主なネット証券を、筆者の使用事例もふまえて紹介したいと思います。複数の証券口座を持つメリットもあわせてお伝えしますので、参考にして頂けたらと思います。
3.1主要ネット証券の紹介
ここでは主なネット証券を簡単に紹介します。SBI証券と楽天証券以外のネット証券で有名なのは以下の証券会社です。
・米国株の取り扱いに強みがある。
・PCやスマホの取引アプリとしてマネックストレーダーなどのツールがある。
・ポイント投資はマネックスポイントという独自のポイント制度がある。
・端数株取引は「ワン株」で1株から購入可能。
・株取引の発注方法に「W指値」や「逆指値」「トレーリングストップ」など多彩な方法が用意されている。
・シミュレーションツールなども充実している。
・ポイント投資はPontaポイントで取引が可能。auPayカードでの積立投資でポイントがもらえる。
・端数株取引は「プチ株」で1株から購入可能。
・早くからネット証券で、独自のサービス展開をすることで有名。
・「一日の取引金額50万円まで手数料無料」や「日計りでの信用取引手数料無料」など中級者以上の人には特に便利なサービスが多い。
・ポイント投資はMATSUIポイントという独自のポイント制度がある。dポイントやAmazonギフトカードへの交換も可能。
・端数株取引の扱いは無し。(2023年6月時点)
・スマホで使っている方も多いコミュニケーションツールで有名なLINEが運営している証券会社。
・スマホ専業証券でネット証券よりもスマホに特化しており、「スマホ証券」と呼ばれる。
・2019年に新規参入しているため、キャンペーンなどが豊富。
・端数株取引は「いち株」で1株から購入可能。
・スマホで簡単に口座開設と取引ができる点は、投資を始めるためのハードルが低い。
・サービス、取り扱い商品など他のネット証券に比べてかなり簡素で、メイン証券としては力不足な印象。(筆者は利用していません。)サブ証券として使うには良いかもしれません。
・スマホのコード決済で有名なPayPayが運営する証券会社。
・LINE証券と同様にスマホ専業証券でネット証券よりもスマホに特化しており、「スマホ証券」と呼ばれる。
・2021年に新規参入している比較的新しい証券会社。
・端数株取引は無いが、最低取引金額が1000円から可能。
・手数料はスプレッドとして売買価格にあらかじめ反映される方法が使われている。
・PayPayポイントを使ったポイント投資が可能。
・スマホで簡単に口座開設と取引ができる点は、投資を始めるためのハードルが低い。
・サービス、取り扱い商品など他のネット証券に比べてかなり簡素で、メイン証券としては力不足な印象。(筆者は利用していません。)サブ証券として使うには良いかもしれません。
・NISA(積立NISA含む)、iDeCo口座は開設できません。(2023年6月時点)
3.2筆者の利用方法紹介
筆者は複数の証券会社に口座開設をしていますので、参考に利用方法の実例紹介をしたいと思います。よく使っている証券会社と使用目的は以下のとおりです。
SBI証券
・iDeCo口座開設(’2022.11~企業型DCとの併用)
・米株ETF取引、定期買付
・SBI銀行との連携で円からドルへの為替手数料を最安クラス(片道20銭)で利用。
楽天証券
・NISA、積立NISA口座開設
・海外株投信をメインに積み立て購入
・金・プラチナの定額積み立て購入
マネックス証券
・アメリカ株ETF購入(現在はSBI証券が主)
auカブコム証券
・日経225オプション取引(デリバティブ取引)。日本株下落時のヘッジとしても利用。
・日本の個別株購入(主にプチ株による端数株購入)。配当金、株主優待もこちらを利用。
松井証券
・日本の個別株購入(現在はauカブコムと日興証券が主)
みずほ証券
・我社の企業型DC口座のみ
SMBC日興証券(フロッギー)
・日本の個別株購入(主にキン株による少額購入&積み立て)
・特に日本の値がさ株の積み立て購入や配当金、株主優待を積み立て購入するイメージで利用。
野村証券
・IPO(新規公開株)のために口座開設(ほぼ利用なし)
こちらの記事でもう少し詳しく説明していますので、興味のあるかたは以下のリンクからご覧ください。
3.3複数の証券口座開設をするメリット
ここまで読んで頂いたかたの中には、なぜ複数の口座が必要なの?1つあれば十分じゃないの?と思われたかたもいらっしゃると思います。確かに投資を始めたばかりの頃は1つの証券口座でも十分ですが、一方で複数の証券口座を開設しておくと良い点もあります。ここではその理由について解説します。
複数口座をもつことのメリットは資産運用の幅を広げることができる点です。例えば以下のような理由があげられます。
【色々な金融商品へのリスク分散ができる】
資産運用に慣れてくると色々な商品があることが分かってきます。また、証券会社によって力を入れている金融商品に差があります。リスク分散を目的に金融商品の組み合わせを考える際に複数証券に口座開設をしておけば、自分が欲しい商品の扱いが無かったということを避けることができます。また、同じような商品でも手数料がより安い証券会社で購入が可能になります。
【証券会社のサービスを上手に使える】
3.1主要ネット証券の紹介でも記載した通り、証券会社ごとに異なったサービスを展開しています。各社で得意なサービスがあるため複数証券に口座開設をすることで、自分にとってメリットの大きい証券会社を選択可能になります。
・クレジットカードによる積立が出来る
・銀行口座からの積み立てができる
・ポイント還元率が高い
・自分がよく使うポイント還元がある
・日本株を1株毎に買える
・100円から株を買える
・円からドル(または逆)の為替手数料が安い
・金やプラチナ、仮想通貨の取り扱いがある
【証券会社ごとに金融資産を分けて管理できる】
金融商品の種類を分散する場合、1つの証券会社ではなく証券会社ごとで分けるという方法が使えます。例えば日本株用の口座は楽天証券、海外株用はSBI証券というように証券会社で商品を分けて管理するやり方です。ある程度の資産規模になってアセットロケーションをより強く意識するようになった時に便利です。
【新しいサービスやキャンペーンをもれなく使える】
証券会社どうしの競争により各社で色々な新しいサービスやキャンペーンを展開し続けています。手数料の値下げや無料化に始まり、ポイントサービスの拡充で各社提携先をどんどん増やしている状況で、この流れはしばらく続きそうです。そんな場合でも複数証券口座を開設しておけば、お得なキャンペーンなどのとりこぼしが少なくて済みます。特に2024年から始まる新NISAに向けて、各社のキャンペーンが激化するのではないかと、筆者は予想しています。
ここでは複数の証券口座開設をするメリットを解説しました。どの証券会社も口座開設費用ゼロ、口座維持費ゼロですので、まずは口座開設をして最終的に使い続けるかどうかは、使ってみてから判断しても良いと思います。
・資産運用のやり方の幅を広げれる
・NISAでの投資や色々な投資商品などの選択肢が増える
・色んなサービスやキャンペーンを受けるチャンスが広がる
ただし証券口座を開く手間に比べてメリットを感じにくいかたもいると思います。その場合は筆者おすすめの2社であるSBI証券と楽天証券のどちらかで十分です。
4.【まとめ】SBI証券と楽天証券で口座を開設しよう
この記事ではネット証券のおすすめがSBI証券と楽天証券である理由を解説しました。20年以上のネット証券利用経験がある筆者が間違いなくおすすめできる2社です。
・SBI証券と楽天証券ともにネット証券の最大手でお互いが常に切磋琢磨し向上している。
・手数料の安さ、ポイントサービス面、使いやすさで他証券より抜き出ている。
・同じグループ系列の銀行、クレジットカードとの連携がとても便利。
・これからも業界トップとして利便性の向上が期待できる。
新規で口座開設するなら大手ポイントサイトの「ハピタス」を経由することをおすすめします。公式HPから開設もできますが、ポイントサイト経由するだけでお得に口座開設できます。ちょっとの手間でコスパの高いポイ活ができるので、ぜひ検討してみてください。
・ハピタスに新規会員登録するだけでポイントがもらえる。
・口座開設だけでも数千円分のポイントがもらえる。口座開設+入金などで更に高額ポイントがもらえる場合もある。
・普段使うサイトがあればハピタス経由でポイントの2重取りができる。
・もらったポイントは現金、アマゾンギフト、楽天ポイントやdポイントなどに交換できる。
また、早く口座開設するメリットと複数の証券口座を開設するメリットも合わせてお伝えしました。実際に複数の証券口座を開設している筆者が感じるメリットをお伝えしました。
・口座開設をしておくことは資産運用のスタートラインに立つことと同じ。あとは走り出す(運用を始める)だけの状態にできる。
・複数口座開設で資産運用のやり方の幅を広げれる
・NISAでの投資や色々な投資商品などの選択肢が増える
・色んなサービスやキャンペーンを受けるチャンスが広がる
まずは第一歩を踏み出して、資産形成を一日でも早く始めましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が少しでも資産形成のお役に立てたら嬉しいです。